2022年03月


 今日はダブルヘッダー(やや古い)でした。

午前中はセクシャルマイノリティの学習の後半でした。

セクシャルマイノリティの人の全人口に占める割合は数々の研究がありますが、

一つには3.8%と言われています。マジョリティは96.2%となります。

子どもの数で言えば、1クラス30人として、マイノリティは1人マジョリティは残り29人となります。

マジョリティの人たちが必ずいじめたり差別したりするわけではありませんが、

マイノリティの人たちの気持ちを想像することすら思いつかないことが多いのではないでしょうか。
 マイノリティの人たちは、以前と比べて生きやすくなってきていますが、

マイノリティとマジョリティの人口比は圧倒的に違います。

マイノリティの人たちが言われない差別を受けて苦しみ、自分の性を隠したり、

自傷行為に及ぶようなこともまだまだ多いということが、今日の学習でよく分かりました。発言も多かったです。
 また、講師の藤田裕喜蒲郡市会議員(狭山東三河の会・会員)のやられている学生向け政治ゼミの大学生の生徒さんも参加されていて、

自分の意見をしっかり発言され、狭山事件についても関心を持っていただきました。交流を広げていきたいと思います。

 夕方からは、豊橋駅前で狭山事件・袴田事件の合同街宣を行いました。

狭山チームと袴田チーム交互にマイクアピールをし、それぞれチラシ・リーフレット配りと署名集めをしました。

狭山チームの署名は10筆でした。街宣をしますと、必ず署名の協力がありますし、

今日は狭山ニュース送ってもいいですよと言ってくださる方もいて、成果がありました。
 街宣が終わってからの会話。
私「豊橋はチラシの受け取り悪いでしょう?」
浜松「ううん、そんなことない、豊橋いいよ」
私「へー、そうなんだ」
(ほっとした。実はちょっと謙遜入ってた)
今後とも協力していきたいと思います。



Otayori-2022-3-27


 今日はFMヤシの実(豊橋)に狭山東三河の会の会員2人が生出演しました。

ぼくはジョッキーの渡辺よしおさんとは、狭山で3回、他で1回で4回目くらいお話させてもらっています。(多分)本当に感謝です。

 今回も出番が近いのに打ち合わせがなかなかなく、やきもきしていたら、打ち合わせ1分くらいですぐ本番になりました。

打ち合わせの様子。

「渡辺さん、このスケッチブック見たことありますか?」

「あ、見たことありますよ」

「そうなんですね。これで説明しようと思っていたんですが」

「あ、いいですよ。初めて見たように話しますから」

「うーん」

「進行ですが、まず狭山事件について大体のお話をして、その後

 部落差別についてお話させていただいて、その後、無実の証拠について2つくらいに絞って説明させてもらって、

最後に質問してもらったりしたらどうでしょうか」

「もちろん、狭山事件について説明していただいて結構なのですが、

この番組のスタンスは何かの取り組みをしている人を紹介するというものですので、そんな流れにしたいと思っています。」

 この説明で流れが決まりました。スケッチブックは使わないことにしました。

 最後にまとめてよしおさんじゃなく、上手に話を振ってくれてその都度答えるという形で、

多分電波の向こうにいる聴者をすごく意識したお話にしてくれました。

 そろそろ時間も終わりだなと意識して(放送時間はかなりアバウト)、

最後にどうしても「狭山カフェ」の話をしたいと思い、

「狭山カフェ」の文字をぐるぐると線で囲んだメモをよしおさんにそっと渡しました。

よしおさんはすぐに意図を理解して、

「みなさんに狭山事件のことを知っていただく取り組みをされているのですか?」

とすぐに話を振ってくれました。

「そうです、狭山事件のことを知りたい方は一人でも飛んで行ってお話させてただきます。

喫茶店や公民館や教会やお寺や個人宅でやってきました。

お茶を飲んだりお菓子を食べたりしてリラックスしてやろうと思っているので「カフェ」という名前にしています。

今年は事件から59年目ですが、50周年の時、テレビ朝日やTBSなどテレビ局が特番を作って、

これだけ無実の証拠があるのに再審が始まらないのはおかしいと報道してくれました。そのDVD30分見てもらうことが多いです。

 もし、今日のラジオを聞いて、狭山の話を聞きたい方はぜひ連絡してください。」と、ぼくの携帯番号を公開してもらいました。

 今後とも狭山事件の再審開始に向けてできる限りのことをしていきたいと思っています。

 ちなみに二人ともスタジオに傘を忘れてスタッフに教えてもらいました。

ぼくはさらに帰りの電車を降りて自宅に帰る時、傘がないことに気づきました。

あ、そうか、今さしているんだと気づくのに3秒くらいかかりました。本当は深刻ですが、笑って済ませました。



 お知らせです。

327日(日)狭山学習会 

 9:30~11:30 アイプラザ豊橋301会議室

 テーマセクシャルマイノリティについてー後半

    今後の狭山東三河の取り組みについて

〇同じく327日 狭山事件・袴田事件共同街宣

 17:00~17:45くらい 豊橋駅前



 都合つく方、ご参加お待ちしています。

 

2月26日に狭山東三河の会で、資料を基に「狭山事件一からの学習会」をしました。上申書とは何か、なぜ5月21日と23日の2つあるのか、関源三巡査への手紙の持つ意味など、疑問や意見・感想などが出されました。寺尾判決批判が不十分な点もありました。
それで、学習資料を改訂しました。全部で14ページあるので、一度目を通すだけでもそれなりに時間がかかります。
 この資料は警察・検察・裁判所の権力機関が、石川さんを犯人にするためにいかに人権をないがしろにしたかということに焦点を当てたつもりです。もちろん、狭山事件の捉え方は人それぞれでいいと思います。
 狭山事件の再審勝利のために学習は欠かせません。今後とも学習は会の活動の基本に置こうと思っています。狭山事件のことを学習したい方を探しています。声をかけてください。

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