昨日は「冤罪と再審を考える浜松集会」に参加しました。
メインの講師は木谷明弁護士です。木谷先生は色々な再審裁判について話して下さいました。
例えば検察に不利な証言を行う人を偽証罪で逮捕してしまう悪辣な事例、
冤罪はほとんど違法捜査によって起こること、裁判官のほとんどが違法性を指摘したとしても自白の任意性までは否定しないこと、
そういうことが横行していることについて、なぜそんなことが起こるのか、色々な原因が考えられ、その通りだと思うけれど、
どうしてそこまでできるのか私には理解できないと率直に述べられていました。
布川事件など国家賠償裁判で数少ない勝利を勝ち取って、違法捜査は認定されても、
その実行犯自身がすでに退職していたりして刑罰を受けることはないこと、違法捜査の認定は検事まではされても、
その違法捜査を根拠に冤罪を作り出した裁判官が処罰を受けることもないなどの指摘もありました。
やはり再審法の法的整備と違法捜査への法的措置をはっきりさせることが必要と思いました。
法を武器にしてはっきりと実刑を課すべきと思います。
今日学んだことを東三河でも共有して生かしていきたいと思います。
集会後、鴨志田弁護士の本を買いました。鴨志田さんの熱い思いがいっぱいつまっていると思います。読むのが楽しみです。
打ち上げにも参加しました。
木谷先生は70代までは僕も元気だったけれど80を超えると一気に疲れるようになったよとおっしゃっていましたが、
まだまだお元気で本当に尊敬できる方と思いました。
浜松餃子を食べて帰る予定でしたがインドネシア料理でした。
ナシゴレンなど美味しかったです。2年ほど前、同じ集会で桜井昌司さんが歌を歌われた時伴奏をされた方が今日の司会をされていた方でした。
色々な出会いがある浜松集会に参加して本当によかったです。