14611096_929675380498677_4471289485607816223_n[1]狭山おたより日誌11月3日。

11月は実家の柿とりがあったり、メールが発信できなかったりで、報告が遅れました。


10月28日、狭山中央集会に参加しました。

集会に先立ち、東京高検と東京高裁に入って、それぞれ要請書を提出しました。
中に入れたのは、20名。初めての人優先です。
全国の狭山を闘う仲間から要請書が提出されるとともに、自分の思いも一人一人が表明しました。
ぼくも検察や裁判所の担当官に思いをぶつけました。
こういう地道な取り組みを積み重ねていくことで、少しずつでも証拠が開示されたり、成果につながっていくのだと思います。
また、石川さんに文字を教えた刑務官の清き気持ちが石川さんが文字を獲得したことに大いなる力を与えたように、
ぼくらの働きかけが、検察や裁判官の中の、心の変容を産み出すのではないかと願わずにはいられません。

中央集会では、まず坂本九さんの娘さんである大島花子さんの素晴らしいミニコンサートから始まりました。
石川夫妻、神田香織さん、各政党、弁護団、冤罪被害者たち、鎌田慧さんなどの力強いアピールが続きました。

翌日、45年ぶりに狭山の現地調査に行きました。
正直言って、現地調査しなくても石川さんの無実は十分理解できるから現調必要ないかも?なんて思っていました。
でも、現地調査することによって、石川さんの無実への確信は本当にすとんと胸に落ちますね。
0年以上現地調査ガイドをしている安田さんの詳しい説明を聞けたことのおかげです。




狭山東三河のこれからの活動に一つに現地調査をぜひ入れたいと思いました。
昔、石川さんのお宅があったところは今は「狭山現地事務所」になっています。
そこには、全国各地から送られた支援のメッセージなどが所狭しと飾られています。
石川さんを力づけ、また石川さんから力をもらう。そういう狭山の闘いの姿がここにあると思います。
45年ぶりの現地調査、本当に行ってよかったと思いました。
これを糧に東三河の活動を今後とも、仲間とともに続けていきます。みなさん、よろしくお願いします。

山崎