2016年10月

狭山おたより日誌。10月26日

1年半ぶりに狭山中央集会に参加します。
午前中は東京高裁や東京高検でのアピール行動に参加する予定です。そこでは可能なら要望書を届けたいと思います。取り急ぎ、要望書書いてみました。長文すみません。
東京高裁第4刑事部 
裁判長 植村 稔様
 憲法第38条には
何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。
とあります。狭山事件を始め、多くの冤罪事件は不当な取り調べにより「うその自白」をさせられています。これらは、憲法第38条の精神を重んじているとはとても考えられません。裁判所は、警察や検察の人権を軽んじる取り調べに対して人権を守る立場から毅然として対応せず、むしろ、それらを容認しお墨付きを与える判決を出してきたと思います。こんなことで、司法の権威は守れません。すでに40年にわたり狭山事件の事実調べが行われていません。裁判所が事実を明らかにする姿勢がなければ、冤罪が増え、無辜の人が何年も何十年も刑務所に入れられるということは、絶対にあってはならぬことです。
万年筆は誰が考えても警察のねつ造によるものです。それは権力の犯罪です。それを裁判所がはっきりと断罪できないとすれば、司法に真実が明らかにする力がないということです。これは司法の敗北以外のなにものでもありません。
 東京高裁は、以下のことを直ちに実施してください。
①下山鑑定など無実をあきらかにする新証拠について事実調べをする。
②再審開始決定をする。
③検察が隠し持っている証拠を全面開示するよう、命令に近い強い勧告を出す。
 以上、勇気をもって決断されることを強く望みます。
2016年10月28日
狭山事件の再審を求める東三河市民の会   山崎和男
東京高等検察庁御中
 
憲法第38条には
何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。
とあります。狭山事件を始め、多くの冤罪事件は不当な取り調べにより「うその自白」をさせられています。これらは、憲法第38条の精神を重んじているとはとても考えられません。警察や検察には、犯人逮捕への熱意はあっても人権を守る良心はないと言ってよいと思います。憲法違反の取り調べをしているのが警察であり、それをもとに刑事訴訟をしているのが検察です。検察は、ねつ造された証拠を基に冤罪被害者たちに有罪を求刑し、刑務所に何十年も入れています。検察が真実を明らかにする人間としての良心があるのなら、なぜ全ての証拠を開示しないのか。
 狭山だけではない、布川事件も袴田事件も冤罪事件では、検察は悪党と言われても仕方がない。世間の常識として、「1つうそをつけばいくつもうそを積み重ねることになる。だから、うそをついてはならない、正直が人間として大事なのだ」と言われています。まさにそれは、冤罪を繰り返す検察にこそ当てはまります。検察は刑事訴訟において間違いがないように最大限の配慮をすべきだが、それでも間違いがないとは言えないかもしれない。そいうとき、何が必要かすぐにわかるはずです。もちろん、間違いを認める謙虚さと勇気です。それがないために、検察は冤罪被害者を苦しめ続けているのです。
 次の2つを強く要求します。
①ただちに再審開始に合意する。②全証拠を開示する。
2016年10月28日      狭山事件の再審を求める東三河の会 山崎和男

狭山おたより日誌1017日。

わが狭山東三河の会のメンバーである

僧侶のMさんが、毎回のように東京高裁のアピールに参加してくれています。全国各地から集まる狭山の支援者とともに石川さんの無実と狭山事件の再審開始を求めて声を上げてくれています。本当にありがたいことです。

また、うちの会のホームページ担当のKさんは、こつこつと新しい情報に更新し続けてくれています。ぼくも時々見ては、その地道なお仕事に頭が下がる思いです。ありがとうございます。

うちの会は小さな会ですが、多くの方に支えられています。ありがとうございます。

10月の定例会が近づいてきました。

1021日(金)19:00~21:00

今度は、平日夜です。

場所は豊橋市青陵地区市民館。第2会議室。

会員を増やすためにアンケートを用意しました。

その発送作業などもしたいと思います。

各人ができる時にできることをするのが

うちの会です。

みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

よろしくお願いします。

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